家電リサイクル実証プラント

当施設は平成10年4月から稼動している。
冷蔵庫、テレビ、エアコン、洗濯機の四品目を、製品の状態から解体、破砕、分類まで一貫処理する全国初の施設で、 使用済み家電製品のリサイクルを進めるための技術開発が行われる。
当施設は、(財)家電製品協会が四年かけて行なってきた研究の成果で、実証実験の総額は50億円。 年間処理能力は約15万台で、これは人口100万人規模の都市で排出される廃家電量に相当する。


一般公開


平成10年4月18日に一般公開が行われ、多くの周辺住民が参加した。
当日は、技術者の他、町内会や婦人会、家族連れの方も多く見かけ、周辺住民の関心の深さがうかがえた。 ビデオ上映、展示ホールでの係員による説明、実験施設の見学が可能であり、屋外には模擬店も開かれていた。
実験施設内には、常設の見学ルートが装置上部に設けられて、見学ルートの数箇所にパネルやモニターも設置されていた。 広く当施設を知ってもらい、環境に対する関心を高めることも当施設の狙いの一つのようだ。
係員による説明に対して、感心するものや、鋭い質問をするものも多く見かけた。 例えば、処理、分類後に残る廃棄物の処理法の問題、ダイオキシンの発生の可能性など、周辺住民ならでは質問も多かった。
次回は、施設稼動時の見学会の開催や周辺地域へのへ影響評価などの説明を希望します。


平成10年11月14日に2回目の一般公開が行われた。 今回は、種々の施設が稼動中であり、興味深かった。 前回の疑問点のダイオキシン発生対策に詳しく聞いた。 まず、プラスチックからダイオキシンの発生源となる塩化ビニールを除く。廃ガス系では、ダイオキシン発生の多い300℃を避けるために急冷し、最終段に活性炭フィルタを装備している。 さらに、得られた油から塩素(HCl)を除去する。現在考えられる対策は全てやっていると言う印象だった。


施設概要

当施設は、管理棟、実験A棟、実験B棟からなり、 ほとんどの実証実験は実験A棟で行われる。
実験A棟で行われる実証実験は、(1)荷さばき・一次分解工程、(2)AI利用システム、 (3)冷蔵庫処理工程、(4)低温破砕工程、(5)常温破砕工程、(6)銅・アルミニウム分離工程、 (7)ブラウン管処理工程、(8)基盤はんだ回収装置である。
実験B棟では(9)金属・樹脂混合物燃料化工程が実証される。 具体的には、実験A棟で回収したプラスチックやダストを熱処理して油を回収し、この工程の燃料として再利用する。
実証実験の総額は50億円。
年間処理能力は約15万台で、これは人口100万人規模の都市で排出される廃家電量に相当する。 処理能力の内訳は下記の通り。
・テレビ : 51000台/年
・冷蔵庫 : 36000台/年
・洗濯機 : 39000台/年
・エアコン: 24000台/年





管理棟(一般公開日には見学者受け付け仮設) と 管理棟の展示ホール(係員による説明)


実験A棟内実験施設のプラスチックモデル と 実験A棟の建屋裏側


常温破砕工程の大型切断機と見学者ルート と 銅・アルミニウム分離工程


ブラウン管処理工程(多くの分解後のブラウン管) と 実験B棟の金属・樹脂混合物燃料化




[お問い合わせ]
茨城県 那珂郡 那珂町向山1002ー14
家電リサイクル実証プラント
TEL 029−270−7900
FAX 029−270−7959







in Sanda's homepage