小松寺と「願行流血脈」
小松寺は、平 重盛公の墓(写真右)があるとともに、数々の宝物がある。
水戸 光圀公もしばしば小松寺を訪れたようである。
小松寺文書の「願行流血脈」の宥棟の項に「高場不動院開山 断絶 武田ト云」と記されており、
菅谷の武田山不動院大聖寺の開山が宥棟であることが分かる。
宥棟は、宥尊の弟子であるが、「宥信記宥尊感得静明神体覚」(小松寺文書)によれば、
宥棟は、上宥などに伝えられてきた願行流の重宝を数多く所有していたという。
下の写真は、左から、小松寺本堂、「願行流血脈」(原本;巻き物)の書き出しの部分、「願行流血脈」(写し)の宥棟の項の「高場不動院開山 断絶 武田ト云」(ただし、写真撮影ミスで袋田の滝の橋と重なっている)、一番右が光圀公直筆の手紙である。
「願行流血脈」(水戸市史 参照)
「願行流血脈」は巻き物で、教主大日如来から弘法大師空海まで連なる「付法の八祖」から始まる膨大な「願行流」の師弟関係(法の流れ)が書かれている。
大日如来
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金剛薩タ(土へんに垂) : 大日如来の直弟子
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龍猛菩薩 : 三鈷杵を右手に持っている
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龍智菩薩 : 経文を右手に持っている
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金剛智三蔵 : 数珠を右手に持っている
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不空三蔵 : 外縛印を結んでいる
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恵果和尚 : 椅子に座り、横に童を侍らせている
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弘法大師 : 五鈷杵を右手に持っている
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(----中略---)
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上宥(市外石塚佐久山浄瑠璃光寺・市外那珂西宝幢院)
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宥尊(市外上入野小松寺・市外石塚佐久山浄瑠璃光寺・市外那珂西宝幢院)
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|−宥実(市外石塚佐久山浄瑠璃光寺)
|−宥全(市外那珂西宝幢院)
|−宥覚(市外六反田六地蔵寺)
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- |−宥長(鯉淵福寿院)
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- |−宥弁(開江浄蔵院)
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- |−宥加(青柳大聖寺):菅谷に引寺して不動院と改号
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- |−宥弘(性海寺)
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- |−宥怡(神生和光院)
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- |−宥海(吉田藤福寺)
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|−宥待(市外那珂湊華蔵院)
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- |−宥照(市外柿岡南蔵院)
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- |−頼宥(市外安飾か、不断院)
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- |−宥伝(市外石崎一心院)
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- |−宥栄(渡里長福寺)
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|−宥崎(市外太田宝鏡院、後水戸)
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- |−宥位(河和田密蔵院)
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- |−宥伝(市外岩崎宝徳寺)
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|−宥祖(市外大貫西光院、太田一乗院、後水戸)
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- |−宥胤(佐賀か、東福寺)
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- |−宥頓(遍照院)
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|−宥鑒(市外上入野小松寺)
|−宥心(市外石塚金剛院)
|−尊宥(市外入野地蔵院)
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- |−尊許(市外入野文殊院)
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- |−範宥(市外太田梅松院)
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- |−宥悦(市外高久吉祥院)
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|−宥印(下野国須沢村観音寺)
|−宥音(下野国下村泉福寺)
|−宥棟(市外武田村不動院):菅谷の神宮寺となり、後に荒廃のため青柳大聖寺を引寺
|−宥幸(飯富竜光院)
|−宥長(市外門部正覚院)